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中小企業の社長は孤独
中小企業の社長は孤独です。毎日のように発生する様々な問題・課題に対して即座に回答を出していかなければいけません。
また、事業が失敗すれば経営者は個人資産を全て失ってしまうかもしれません。さらに、①家族に対する責任、②従業員に対する責任、③取引先に対する責任など様々な責任が発生します。
債権回収1つ取ってみても、失敗したら会社があっという間に苦境に陥ってしまいます。
また、従業員を解雇した場合に訴訟を起こされたとすると、正式な裁判となった場合1年から2年位の時間をその解決に費やすこととなってしまいます。費用の負担も出てきます。
さらに、契約書の問題1つ取ってみても、細かい法的な専門知識が必要です。1枚の契約書の1つの条項が決定的に会社に不利となってしまい、会社倒産の危機を招くような事案もあります。
もっとも、経営者の本来の役割は法的な知識を深く身につけることではなく、独自の長所を活かして会社を維持・発展させることです。そのためのお手伝いをするのが弁護士の仕事です。
過去の解決実績
当事務所では日々会社で発生する法律問題の相談、人事労務の課題解決、契約書の作成・チェック、債権回収などを多く取り扱っています。
また、当事務所では、様々な案件を企業間の事件、会社法関係の事件として現在や過去において比較的多く行ってきました。以下は具体例の一部となります。
- 中小企業の株主総会アドバイス
- 株主間紛争
- 企業再生
- 事業承継・相続
- M&A
- クレーマー対策
- 悪質な口コミ・書き込みの削除
- その他
- 株主総会関係の訴訟(決議取消訴訟等)及びその仮処分
- 定款閲覧謄写請求
- 取締役会議事録閲覧謄写請求
- 会計帳簿閲覧謄写請求等の謄写・閲覧関係の請求及びその仮処分
- 取締役解任不当の損害賠償請求・取締役解任の訴え等の取締役関係の訴訟及びその仮処分
- 会社間の損害賠償請求(不正競争防止法違反、著作権関係の訴訟、商標関係の訴訟、株主代表訴訟)
- 従業員の横領への対応
- 事業譲渡
等
いずれの問題も会社に重大な影響を与える問題であり、経営者や法務担当者と一緒に進めていき解決に至っています。
会社の経営者は孤独です。法律問題が発生した場合にはため込んでしまわず、弁護士と一緒に解決方法を検討していきましょう。
本当に危機的なトラブルになった場合
弁護士という職業柄、一発で会社が倒産してしまう可能性のあるご相談をいただくこともあります。
(詳細な内容に関しては弁護士は秘密を守る義務があるため掲載できませんが深刻度の極めて高い相談も多くいただいています。)
一発で会社が倒産してしまう可能性のあるようなご相談の場合、当事務所のみで解決できることもありますし、他の事務所の弁護士の力や他の専門家の力を借りて問題解決に取り組むこともあります。
結果として、法律的に課題が解決できることもあります。
また、法律的には解決できない課題があったとしても、代替案を検討・実行することで事業の維持存続ができることもあります。
本当に危機的なトラブルになった場合、より一層社長は孤独な状況になってしまいます。
そのような場合こそ、弁護士にぜひご相談下さい。
最悪の事態を防止
中小企業経営者の法律トラブルの中で最悪の事態は社長が突然お亡くなりになってしまうことです。
「社長が自殺してしまったので今後会社をどうすればよいかわからない」というご親族からのご相談も残念ながら過去にはありました。
孤独に1人で考えた結果として最悪の結果となることを防ぐためにも、中小企業の社長様はぜひ専門家に相談していただきたいです。
法律の解説ではなく具体的な行動をアドバイス
「法律的には〇〇の結論となります」「過去の裁判では〇〇となっています」「社長の考え方は法律上通りません」という回答では回答になっていません。
法律の解説だけでは実際の企業経営には役に立たないことが多いです。
重要なことは、法律の解説ではなく具体的な行動を決めることです。
「法律的には〇〇となっているので、具体的には〇〇をした方がよいです」「今から〇〇をすれば裁判で勝てる可能性がでてきます」など、具体的な会社としての行動を決めることが重要です。
社長や会社がすべき具体的な行動が決まってくれば、問題は解決に向かっていきます。
繰り返しになりますが会社の経営者は孤独です。法律問題が発生した場合にはため込んでしまわず、弁護士と一緒に解決方法を検討していきましょう。
(文責:大澤一郎)