弁護士は法律の専門家です。もっとも、全ての法律分野に各弁護士が精通しているわけではありません。そして、皆様の個別の事情に応じて一番適した弁護士を探すというのは実はとても難しいことなのです。専門性・費用・事務所所在地・相性などの事情が考慮要素となるかと思います。そして、全ての考慮要素を一番よく満たすのが「仲の良い弁護士に聞いてみる」という方法です。

当事務所では、顧問会社様などを中心に、当事務所単独で手続きを行わずに外部の事務所と一緒に手続きをした方が会社様にとってよいと思われる事案については外部の弁護士と連携しながら行うことにしています。

専門性

専門性と言っても非常に広い概念です。日本で初の試みであり法律上のリスクが極めて高いので費用をかけても日本で一番その分野に詳しい弁護士に相談したいという場合もあるでしょう。他方、会社でリスクを背負うことができるので時間をかけずにできるだけ早く回答が欲しいという場合もあるでしょう。「専門性」と言ってもどの程度の「専門性」が要求されるのかという観点からの考慮が必要なのです。

費用

一般に、日本を代表するような東京の企業法務専門事務所は弁護士業界の平均値よりも高い費用となることが多いと思います。どの位の費用をかけてすべき案件なのかどうかという点も考慮要素の1つとなります。弁護士であればある程度案件に応じた費用の相場感がわかります。

事務所所在地

大手の企業法務専門事務所は東京にあることが多いです。そのため、東京まで行くのが難しいというケースなどについては、原則として当事務所単独で行うことになります。

相性

社長や担当者と弁護士の相性も重要です。社長と弁護士の両方を知っている状況であれば一番相性がよさそうな弁護士を紹介することもできます。

単独でした方が事務所の売上が上がるのになぜ他事務所の弁護士と一緒にするのか。

当事務所単独で手続きをした方が当事務所の売上は上がります。他方、他事務所の弁護士と一緒にする場合、個別の案件に関する当事務所の売上はゼロ又は少額となります。しかし、会社の命運を左右するような出来事が発生した場合、トラブルを回避して会社経営が順調に進む確率を上げる方が誠実な対応だと私は考えています。

まとめ

どの弁護士に依頼すべきかは弁護士が一番よく知っています。弁護士選びに悩んだ場合には一度当事務所に相談をしていただくとよいかもしれません。

(文責:大澤一郎