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中小企業は社長で99%決まる
「中小企業は社長で99%決まる」という言葉もあるほど、企業経営に占める社長の役割は大きいものがあります。社長が心身共に健康に経営に注力することが、会社・従業員・取引先や社会にとって望ましいことです。
当事務所では多数の会社様と顧問契約を締結させていただいていますが、ご相談内容で意外と多いのが、「社長の個人的なトラブル」です。
中小企業の社長は孤独です。様々な決断を1人でしなければならないですし、結果に対する責任も最終的には社長自身がとらなくてはなりません。
そのような状況の中で、意外と多いのが社長の個人的なトラブルです。具体的には、投資、離婚、刑事事件、株主間紛争、従業員に関するトラブルなどです。
投資をめぐるトラブル
社長個人や会社の資金を利用して様々な投資を行っている場合、投資をめぐってトラブルになってしまったという事案があります。
投資をめぐるトラブルの場合、早期に何らかの対応をとれば返金を受けることができたのに、対応が遅かったために返金を受けることができなかったという結論になってしまうことも多いです。
とにかく早く相談・解決をして心身共に健康に経営に注力しましょう。
離婚・家族関係をめぐるトラブル
離婚・家族関係をめぐるトラブルも会社経営者様には結構多いトラブルです。
具体的には、①離婚トラブル、②愛人トラブル、③子供や親とのトラブルなどです。家族関係がしっかり安定してこそ、社長が心身共に健康に経営に注力することができます。
刑事事件をめぐるトラブル
刑事事件になりそうな出来事をめぐるトラブルです。具体的には、①飲酒運転、②交通違反、③飲酒の上での傷害・暴行などの事件、④女性トラブルが関わる犯罪、⑤薬物が関わる犯罪などがあります。
会社経営に許認可や資格が必要な業種の場合、社長のトラブルが原因で許認可・資格がなくなってしまうと経営ができなくなることもあります。
早期対応すれば解決の選択肢は広くなります。刑事事件をめぐるトラブルを早く解消することで、社長が心身共に健康に経営に注力することができます。
株主間紛争をめぐるトラブル
株主間紛争をめぐるトラブルは社長の個人トラブルではないと思われるかもしれません。
しかし、実際のところ、株主間でもめている場合は社長と誰かが人間関係で激しくもめているというケースが多いのです。
株主間紛争をめぐるトラブルを早く解消することで、社長が心身共に健康に経営に注力することができます。
従業員をめぐるトラブル
従業員をめぐるトラブルも社長の個人トラブルではないと思われるかもしれません。
しかし、従業員個人と人間的なトラブルになってしまうと、社長の心身に悪影響が及んでしまうことがあります。
「こんなに大事にしていた従業員に裏切られた!!」「あの従業員が許せない!!」などという想いから感情的になってしまい冷静な判断ができなくなってしまうこともあります。
結果として会社経営にまで影響が発生してしまうこともあります。
従業員をめぐるトラブルで多いのは残業代、解雇、ハラスメントです。
また、より一層深刻なトラブルになりやすいのは労働組合に関するトラブルです。トラブルを早期に解決して社長が心身共に健康に経営に注力できるようにしましょう。
その他トラブル
中小企業の社長は孤独です。
1人で考え込んでしまった場合、よい解決策が見つけにくくなってしまうことも多いです。
法律問題が発生した場合や危機的なトラブルが発生した場合などは、最悪の事態を防止するためにも早期に弁護士へのご相談をお勧めします。
具体的な行動の方向性が見えてくれば、社長の元気を取り戻すこともできます。
まとめ
社長の個人トラブルが原因で会社経営が順調にいかなくなるということがないよう、弁護士に相談をして早めに問題を防ぎましょう。
また、問題が発生しそうになった場合には早めに問題を解決しましょう。
「中小企業は社長で99%」決まります。社長が元気になり、会社も元気にしていきましょう。
(文責:大澤一郎)