もちろん、私は弁護士ですので、「弁護士は使えない」と思って欲しくはないです。ただ、私は経営者でもありますので、「弁護士は使えない」という経営者の気持ちはよくわかる部分もあります。

1. 「結局どうすればいいのか」がわからない

このパターンは結構多いです。色々法律のことは熱心に説明してくれるのですが、「で、結局どうすればよいの???」というパターンです。このタイプの弁護士は多いです。特に、経験年数が少ない弁護士や、「勉強ができる」弁護士に多いパターンです。事案の解説ではなく「会社・社長として取るべき行動」まで弁護士はアドバイスを当然すべきです。

2. 社長の気持ちがよくわからない

このパターンも結構多いです。社長は日々「お金のこと」や「ヒトのこと」で悩んでいます。また、24時間365日年中無休で頑張っています。そのような社長の気持ちをわからずに「これは社長が悪いですよ」「これは会社が悪いですよ」とアドバイスをされても困ってしまうかと思います。

3. そもそも態度が悪い

高齢の弁護士などに多いパターンです。態度が悪いと全てが悪く見えてきます。(なお、年齢にかかわらず若い弁護士でも態度が悪い弁護士はいます。)

4. スピードが遅い

残念ながら、弁護士業界は一般にスピードが遅い業界です。裁判などは1~2か月に1回のペースで開かれますので、社会の通常のスピードとスピード感が違っていることがあります。(ただし、最近、弁護士業界もスピードが上がっているような気がします。)

5. 問題が解決しない

上記のようなことが原因となり、問題が解決をするにしても長期化してしまうということがあります。また、結果として問題が解決しないという流れになってしまうことがあります。そして「弁護士は使えない」という結論に至ります。問題が解決しないのであれば、弁護士に相談・依頼する意味はないという気持ちはわかります。私も何か問題が発生したときに、解決しないのであればあまり相談・依頼はしたくないです。(解決しないということが相談・依頼して理解できたという意味でのメリットはあるのかもしれませんが・・・)

まとめ

以上のようなことが原因で、「弁護士は使えない」と感じてしまう方は多いと思います。これは、弁護士側の問題によることが多いですので当事務所も含めて業界全体がもっとよい方向に変わっていかないといけないと強く感じています。

(文責:大澤一郎