業種 | 士業 |
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お困りの問題 | 助成金 |
担当弁護士 | 大澤 一郎 弁護士 |
相談前
士業のA事務所では、事務スタッフの採用のため、派遣社員を採用することにしました。派遣社員を正社員にした場合、厚生労働省の助成金が出るという話を聞いたため検討をしてみることにしました。
相談後
法律事務所が連携をしている社会保険労務士の事務所が助成金の申請の代理をすることになりました。派遣社員を正社員にする際には、キャリアアップ助成金という助成金があるため、制度を利用して、60万円の助成金を受けることができました。また、今後、受給で切る可能性がある助成金についてもアドバイスを色々受けることができました。結果として、何度も助成金を今後受け取ることができそうな状態になりました。
担当弁護士からのコメント
- 当然ですが、助成金は申請しないともらえません。厚生労働省では様々な雇用に関する助成金を取り扱っています。法律事務所(弁護士)は一般にはそれほど助成金に詳しくないことが多いですが、顧問会社が多い法律事務所などでは提携している社会保険労務士事務所があることも多いです。そのため、社会保険労務士が助成金の申請を行うことにより助成金を受給できるようになります。
- キャリアアップ助成金(正社員化コース、人材育成コース、処遇改善コース)などは比較的受給できる可能性の高い助成金です。制度は常に変わっていきますので、制度の詳細は厚生労働省のホームページなどをご覧ください。
- トライアル雇用助成金(職業経験の不足などから就職が困難な求職者を原則3か月間の試行雇用することにより、その適正や能力を見極め、常用雇用への移行のきっかけとする制度)は比較的受給できる可能性の高い助成金です。制度は常に変わっていきますので、制度の詳細は厚生労働省のホームページなどをご覧ください。
- 助成金は、以前なかった制度が新しく創設されたり、以前あった制度が廃止されたりなど、制度の変更が多い分野です。最新の情報を入手することにより、もらえるはずであった助成金がもらえなくなることの内容にしましょう。
- 助成金には厚生労働省系の助成金と経済産業省系の助成金があります。厚生労働省系の助成金は要件を満たすことによりほぼ確実に受給できますが、経済産業省系の助成金は申請しても必ず認められるとは限りません。また、厚生労働省系の助成金と経済産業省系の助成金では、それぞれの分野について専門家が異なりますので注意が必要です。