業種 | 人材サービス業 |
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お困りの問題 | 契約書, 顧問 |
担当弁護士 | 村岡 つばさ 弁護士 |
最終更新日:2023年7月26日
ご相談に至る経緯
労働者派遣事業を営むお客様は、業務で使用する労働者派遣契約書や人材紹介契約書の内容に悩んでいました。
特に、法改正部分やよくトラブルになりやすい部分に悩んでいました。
解決までの流れ
今まで使っていた契約書をお客様は弁護士に渡しました。あわせて、具体的な懸念事項等を弁護士に伝えました。
労働者派遣契約や人材紹介契約等につき、弁護士から次のコメントがありました。
- 直近の法改正を踏まえた契約書にすべきであること
- リスクが高い条項とその理由
- 修正したほうが良い条項の修正案
- 修正が困難な場合は他のリスク回避や軽減方法
結果・成果
- 直近の法改正に対応しているか確認できました。
- ビジネス上トラブルが多い部分を、事前に有利に修正できました。
- トラブルが多い点を事前に把握することで、日常の業務フローの改善もできました。
- 解決までに要した期間は約2週間でした。
担当弁護士のコメント
よつば総合法律事務所は各種契約書のチェックを承っています。人材サービスを例に挙げると、次のような契約書チェックを行っています。
- 人材紹介契約
- 派遣基本契約や個別契約
- 採用に関する各種業務委託やコンサルティング契約
- 採用に関する各種サービスの利用規約
- 個人情報に関する覚書
弁護士に契約書チェックを依頼するメリット
自社のビジネスで通常使用するひな形を弁護士にチェックしてもらうと、次のメリットがあります。
①一度締結した契約書の内容は覆せませんが、事前のチェックで自社が不利な契約をするリスクを防止できます。
②既に締結していても、契約上の問題は早く気づけるほど有利です。早く気づければ不利なひな形を将来使い続けなくて済みます。
事前に問題に気付いてリスクの回避や軽減策を講じておけば、いざというときの傷も浅く済みます。
③各業界で問題になりやすい点をトラブル発生前に知ることができます。
④リスクのない取引は通常ありません。しかし「リスクをとるべきか」を弁護士と一緒に検討できます。
弁護士を上手に活用することで、社内において決裁者への説明がしやすくなります。
⑤契約書を整備することで、派遣先や派遣スタッフとのクレームやトラブルを減らせます。
たとえば、次のようなクレームやトラブルを減らせます。
- 求人企業が紹介料を支払ってくれない
- 派遣スタッフが派遣先とトラブルになっている
- 派遣スタッフについて労働組合から団体交渉の申し入れがあった
- 求職者から労働条件について説明と違うと言われている
- 業務委託について偽装請負だという指摘を受けている
- 求職者の経歴詐称が発覚した
人材サービス業は弁護士の関与が特に必要
人材サービス業の皆様にとって、派遣契約書や人材紹介契約書などのサービス提供契約は単に自社に有利にしておけばよいものではありません。
契約内容の法令順守が必要だからです。
人材サービス業は法改正が多い分野です。ルールも複雑です。常にアップデートしていくのは非常に手間がかかります。
大手企業のように専任の法務担当者を抱えることが困難な場合、気軽に弁護士に相談できる体制づくりが重要です。
詳しい弁護士にまずは相談
よつば総合法律事務所は人材サービス会社様に関する多くの対応実績がございます。
400社以上の顧問先企業様の法律問題の解決への取り組みを生かして、企業経営に関するご支援をしております。まずはお気軽にご相談ください。
注:事案の本質を損なわない範囲で一部事案内容を変更している場合があります。