離婚を考えたとき、押さえるべき8つのポイント

Vol.25
2011年06月号

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目次
「離婚を考えたとき、押さえるべき8つのポイント」
「離婚問題特別相談会のお知らせ」
ニュースレター5月号では、取引先からの債権回収(2)をお伝えする予定でした。しかし、本号では特別号ということで、「離婚」についてお伝えします。(取引先からの債権回収は7月号でお伝えします。)

離婚を考えたとき、押さえるべき8つのポイント

1.相手方が離婚に同意していますか
相手方が離婚に応じない場合にはどうしたらよいのか。離婚原因があれば、相手方が離婚に応じていない場合でも、離婚できます。

2.未成年の子がいる場合、親権者を夫と妻のどちらにしますか
夫婦間に未成年の子がいる場合には、離婚に際して、夫婦の一方を親権者と定める必要があります。現在父母のどちらが実際に養育しているかがポイントとなります。

3.養育費はいくらになるでしょうか

算定票を基準にして計算されます。いったん決めても、増額請求、減額請求可能です。

4.面接交渉の方法を決めます
監護親とならなかった親と未成年の子供との面会の方法を定めます。

5.財産分与

婚姻後に形成された夫婦の共有財産(たとえば、預貯金や共有不動産です)をどのようにして分けるのか。それはどの位の金額になるのか、財産分与の問題です。

6.慰謝料
相手方に不貞(いわゆる浮気等)があった場合は代表的なケースです。

7.年金分割
合意によって、婚姻期間中の厚生年金の払込保険料を最大0.5の割合で分割することができます。

8.婚姻費用分担請求
夫婦には、婚姻費用の分担義務がありますので、別居中は、夫(妻)に対して生活費の請求ができます。算定票を基に計算されます。